DEEP HOUSE CATに萌え

もうiTunesを使い続けて3年くらいになる。本当に秀逸なフリーソフト(厳密に言えばipodを使わせるための罠ともいえるが、フリーソフトとしても十分使えるようにしているところがさすがApple)である。特にお気に入りのコンテンツがpodcastである。私のipodの容量はpodcast 90% その他 といったくらいにpodcastをダウンロードしては同期して入れ込んで電車の中で聞いているといった感じ。私は以前からMTVのフリークであり、MTVがプッシュするカルチャーにはまっている者だと思うが、その中でも特にお気に入りがテクノ系とかで、12,3年くらい前までは本当にMTV AMPを毎週のようにVHSビデオ(当時まだHDDレコーダはない)でせっせと録画しては何度もみるというようなことをやっていた。私はそのとき高校生で、ましてやクラブなんぞにはいけないので、それがリアルなものに思えたし、本当にMTV AMPは未だに深く心に刻まれたようなテレビ番組だったと思うし、youtubeでその一部を視聴もできるがそれも永久保存版にしたくらいのフリークである。

ただ、10年異常が過ぎた今、確かに、時代は変わった。
MTV AMPはあるけれど(30分に短縮されたが、以前は1時間30分番組だった。)すでに、情報氾濫ともいえる状態がテクノシーンやハウスシーンにはあるように思える。それが、podcastの世界では起こっていることは驚くべきことであり、当然のこととして私は日々使い続けている。秀逸なpodcast番組をあげると切りがないが、その中でも”deep house cat”というpodcasthttp://jp.bloguru.com/index.php?ID=01681&skin=16&bid=b191746881&REPLY=MAIN_ON&password_action=New&#MAIN_ON)番組は本当にすばらしい。本当に世話になっているpodcastである。

詳細を説明すると、毎週水曜に120分の程度のDJ MIXをpodcastで配信しているDJ番組である。
どうも、ヨーロッパではラジオ番組として公共の電波で放送している地域もあるようだ。たまにびっくりするのが、この番組の一部がモザンビークナミビア南アフリカの90.6MHzでFM放送されているらしい。

音楽の内容は内容のとおりdeep houseである。私もhouse系の曲は聴いたことがあるが、この番組でこれ系の音楽を学ばせてもらった感じ。ただ、deep houseというジャンルだけを取り上げているわけでは内容で、たまにテクノ系のハウスも流れるので、他のジャンルにも寛容な雰囲気づくりをしているようでおもしろい。ただ、ここにはdeep house catにはこだわりがあるようで、わざわざ”Let's GO tech house”などとジングルを用いて次の曲からtech house系に行くような宣言の音声がながれたりする。これはなかなかおもしろいと思ったし、tech houseというジャンルを聞いたのがこの番組からだった。
最近行った新木場のageHaでのハウス系のものでDeep house catでかかる曲が頻出したのには驚いた。


deep hosue catですばらしいのは曲のつなぎだと思う。これは本当に作り込まれている。レコードでやっているとは思えないのだけれど、この番組のDJは何を使ってMIXを行っているのだろうか? レコードは使っていないのでは? すでに全部MACとかのPCに取り込んでのMIXをやっているのではなかろうか?盛り上げ方、曲の入り方が完璧である。本当に洗練されている。こんなMIXを毎週ただでもらっているとなるとちょっとおそれおおいくらいである。